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2007/01/01 (Mon)
切らない脂肪吸引方法

チューメセント法とは

Tumescent Technique
(チューメセント法=スーパーウエット法=ハイパーウエット法)

チューメセント法とは、鎮痛効果や脂肪細胞を
ふやかす効果を持つ溶液を吸引前に注入する方法で、
最も一般的な方法です。

溶液は、エピネフリン(止血作用、麻酔効果増強)や
リドカイン(局所麻酔剤)を大量の生理食塩水で
希釈したものであり、これにより鎮痛効果と
出血抑制効果を実現した。

注入量は脂肪吸引予定量の1〜3倍が目安であり、
注入後は皮下脂肪が固く膨張する。

1990年にチューメセント法が開発される以前は、
出血量が非常に多く輸血を必要とする手術であったが、
チューメセント法が確立されてからは輸血が
必要となるケースは少なくなったようです。

脂肪吸引は開発から最初の10余年は、
血液吸引などと揶揄される位に出血が多く、
昭和60年代は自己血輸血
(自分の血液を3週間位前に取って術中輸血する)が
行われていました。

Dr.木村もその頃から脂肪吸引を開始し、
大変物騒な手術との感を持っていました。

また吸引管が外国製の太い物が多かったせいもあり、
凹凸醜形もザラでした。
それがチューメセント法
(吸引前に水溶液を多量に脂肪層に浸潤)の
確立で様相が一変し、ほとんど出血せずに大量に
吸引できるようになり、また凹凸も見なくなりました。


チューメセント法で使われる溶液で脂肪組織が
柔らかくなることで、吸引できる脂肪の量がも増え、
微小血管などへのダメージも少なくなり、出血、
腫れといった術後の合併症が
軽減されるようにもなりました。

チューメセント法が開発される以前は、脂肪吸引の施術は、
出血量が非常に多く、輸血を必要としましたが、
この方法が確立されてからは、輸血が必要となるケースは
大幅に減少したようです。
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